ツールの発明(400年~1088年)

年表

ハン帝国から南大陸に逃れた人々は、新たな帝国を築きます。

その後、南大陸で誕生した「ツール」は、クヴェル至上主義であった世界を変えていきます。

この「ツール」をいち早く軍事に取り入れたのが後のフィニー王国でした。

新ハン帝国(ナ国)誕生

400年 王位継承争いに敗れた一派、南大陸へ

旧ハン帝国の次期皇帝を巡る政権争いに敗れた5賢帝の子孫が南大陸へ移住する。これを機に、政情が不安定な東大陸を離れるものが続出。多くの良識人が南大陸へ移住した。

465年 ハン帝国滅亡

470年 南大陸で新ハン帝国建国

南大陸へ移住した五賢帝の子孫を中心に建国されたグリューゲルが、ハン帝国の正当なる継承を宣言。新帝国へ移行する。

ロードレスランド

473年 ハン帝国連合崩壊する

ハン帝国打倒のため集結した反ハン帝国連合。

次なる体制の枠組みを模索するも、各諸侯の意見が対立し崩壊する。

500年頃 東大陸中原にモンスター大量発生

中原の戦場跡を中心にモンスターが大量発生。

人々が次第に中原を離れ始める。

520年 メルシュマンで小国家の乱立

帝国崩壊によりメルシュマンに貴族階級が流入。メルシュマン地方の各領主との争いが頻発し、再編が進んだ結果、小国が乱立。

547年 南大陸、新帝国下に連合として統一される

新ハン帝国の建国後、多くの国家が傘下へ下り、連合王国が誕生。

580年 グラン・タイユに王国が建国される

帝国崩壊後、グラン・タイユに移住した知識層が新たな王国を建国。

600年頃 南大陸の繁栄が始まる

604年 中原から最後の領主が離れる

モンスターの大量発生により人が住めなくなりつつあった中原から、最後の領主が離れる。中原は君主なき大地、ロードレスランドとなった。

ツール文明

800年頃 ツールの発明

新ハン帝国領フォーゲラングで、クヴェルに代わるアニマの媒介道具、ツールが発明される。一方、鉄製品の利用は、ツールの普及とともに少なくなっていく。

841年 メルシュマンの一地方にギュスターヴ・ユージス生まれる

897年 ギュスターヴ・ユージス、バース領主となる

メルシュマンの一兵卒であったギュスターヴ・ユジーヌがテルムの覇権を得て、バース候となる。

900年代 ツールの発達

ツールが南大陸の庶民生活にまで浸透。庶民の生活は便利になり、商業が活性化。クヴェルにより特権を得ていた支配層はツールの流通に反発するも、その勢いを止めることはできず、瞬く間に南大陸全土に普及した。

952年 新帝国、帝国名を廃止

ツールの発祥国である新帝国は著しい隆盛を遂げる。

新ハン帝国は帝国名を廃止し、「ナ」と呼称する王国となる。また、国家連合もゆるやかな連合体へと移行。多くの規制が緩和されたことで、庶民生活はさらに豊かになり、流通は活性化。

1000年頃 商人により、多くのツールが東大陸へ

商業の発展に伴い、さらに安全・迅速な交通手段を確立するため、快速艇が開発される。これも相まって、南大陸と東大陸の交易が盛んに。商人たちの手によりツールが東大陸へと輸出されていくようになる。

1085年 フィニー海戦 バース海軍、オートを破る

東大陸の貴族たちも、地位を揺るがすツールの流通に反発。

そんな中、バース候はツールをいち早く軍事利用し、他国の軍勢を圧倒しはじめる。

フィニー島は旧帝国の直轄地であり、クヴェルを採掘することができたため、フィニーを征するものが東大陸を征すると信じられていた。

1087年 バース候、フィニー島侵攻に成功

バース候ギュスターヴ8世が、旧ハン帝国繁栄の礎となったフィニー島の侵攻に成功。

既に良質なクヴェルはほとんど掘りつくされていたため、フィニー島の獲得はバースを帝国たらしめる力とはならなかったものの、ツールの原材料となる鉱物資源は豊富に埋蔵されていた。

1088年 フィニー王国の建国

フィニー島を獲得したバース候ギュスターヴ8世は、フィニー王国の建国を宣言。

その後も他の侯爵とメルシュマンの覇権を争う戦いを繰り広げる。東大陸でもツールの利用が進んだことで、群雄割拠の時代に。

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